2008年 09月 01日
september |
september、この響きが好きだ。楽しかった夏の余韻がまだ残る、夏を共に過ごした人々の思い出がまだ鮮明に残っている9月が好きだ。9月はどうしてこんなに心穏やかで居られるのだろう、といつも思う。8月の賑やかさが波のように引いていって、自然な自分で居られるような気がする。気のせいかもしれないけれど。
9月1日。ボローニャ市内では蒸し暑い風が吹いていた。仕事帰りに一週間分の買い物を済ませて店の外に出ようとしたら、雨が降っていた。それは意を決したかのような降り方で、まるでずっとこの瞬間を待っていたかのように見えた。ピアノーロの家へ帰る途中、大きな虹を見た。虹を最後に見たのはもう随分前のこと。そうだ、中学生の時に見て以来だったから、これは幸運のしるしと自分に言い聞かせた。夜になって先程の大雨は止み、昼間の蒸し暑さが嘘のように涼しくなった。水不足で枯れ始めていた樹々も、野の草達も、そして埃だらけだったアスファルトの路も、全てが洗われて喜んでいるように見える。小さな色んなことが9月を意識しているように思える。ひょっとしたら、これも気のせいかもしれない。
9月1日。ボローニャ市内では蒸し暑い風が吹いていた。仕事帰りに一週間分の買い物を済ませて店の外に出ようとしたら、雨が降っていた。それは意を決したかのような降り方で、まるでずっとこの瞬間を待っていたかのように見えた。ピアノーロの家へ帰る途中、大きな虹を見た。虹を最後に見たのはもう随分前のこと。そうだ、中学生の時に見て以来だったから、これは幸運のしるしと自分に言い聞かせた。夜になって先程の大雨は止み、昼間の蒸し暑さが嘘のように涼しくなった。水不足で枯れ始めていた樹々も、野の草達も、そして埃だらけだったアスファルトの路も、全てが洗われて喜んでいるように見える。小さな色んなことが9月を意識しているように思える。ひょっとしたら、これも気のせいかもしれない。
by yspringmind
| 2008-09-01 23:45
| 好きなこと・好きなもの