2007年 10月 08日
via san vitale |
帰りによく通る道のひとつ、via san vitale。旧市街を取り囲むviale (環状道路)から中心に向かって走るバスの本数はとんでもなく多い。私の足として使っている14番のバスが一日に通る本数も驚くべきだが、そのほかのバスもしきりに走るのでさぞかしこの界隈の人は便利だろうと思うと同時に、騒音や排気ガスの問題はないのだろうか、夏場に窓を開けることは可能なのだろうか、といつも思う。さてこの通りの途中にこんな店がある。店の名前はいつもの如く、知らない。しかしいつ見ても人が入っていないのに、ちゃんと経営が成り立っているのだから大したものだと思う。初めて店の前を通りがかったのはもう14年も前のことだ。春先の夕方遅く、冷たい風に身を縮めながら薄暗いポルティコの下を歩いていた時に見つけたのだった。その頃は主に大判のポスターを置いていたが、最近はそればかりでは客が入らないのか小振りのものも置くようになったようだ。しかしながら店主の好みは私に通じるものがあり、いつ覘いても気に入りのものが見つかる。置かれているものはピンからキリまで。でも気に入るものはいつも値段が高いのが玉に瑕、今のところ見るだけの店にしてみればあまり嬉しくないに違いない客に徹しているけれど。みつきに一度の割合で覘くと品が変わっていて面白い。そのうちお金持ちになったらアールヌーヴォー風の大きなポスターでも購入してみようか。それまで店が在ればのことだけど。
by yspringmind
| 2007-10-08 13:30
| bologna散策・あれこれ