2007年 05月 15日
隣人 simona |
暑い一日であった。風もなく夕方7時近くになっても30度という暑さであった。寒いのはもう勘弁してね、と思うけど5月中旬にしてこの気温は少々度が過ぎはしないか。それにしても良く晴れた日にまだまだ明るい夕方をのんびり過ごすのはなんて楽しいのだろう。昨日は夕食を済ませた後、隣に住むsimona (シモーナ)の扉を叩いた。私がこの家に住み始めて1ヵ月半が経つが、昼間は仕事で留守している為に住人達と顔を合わすことはあまりない。もっとも同じ建物に住むのは僅か4家族しか居ないけど。この辺りの人は他人にあまり干渉しないのか、それとも気を使っているのか、兎に角接触することは稀である。さて、シモーナ。彼女は推定年齢33歳の若い女性、美人で性格が良い。引っ越してくる前に言葉を交わして、良い感じだ、良い隣人になりそうだと直感したとおりの人柄であった。立ち話もなんだからとうちに誘い、テラスでまだまだ気持ちの初夏の空気のなかでお喋りすることになった。初めはスロー。当たり障りのない話から始まったが、いきなり彼女が一昨日恋人と大喧嘩をして派手に別れたことを聞かされた。喧嘩した際に、指を思い切り噛まれて神経が変になっちゃったわよ、と指を見せる。喧嘩して指を噛むの?などと質問する間もなく夢中になって語り続ける彼女。そうして延々と続く彼女の話を聞き終えて分かったのは、こんなに綺麗で気のよい彼女は男運が非常に悪いことであった。自ら、私は男運が悪くてね、と言う彼女。綺麗な顔でスタイルが良い分だけ、彼女がそう言うと悲壮感はなくとても可笑しい。腹を割って話をしたのはこれが初めて、けれども隣人関係だけでなく良い友達関係が持てそうな予感がした。気が付けば陽はとっくに落ちて星が降り落ちてきそうな夜空があった。夜中であった。従って本日の私は大変な寝不足なのであった。
by yspringmind
| 2007-05-15 13:30
| 友達・人間関係