2007年 01月 12日
街角の芸術 |
ボローニャに限らずイタリアの町を歩いていると思いがけず心引かれるフレスコ画や彫刻に出会うことがある。それが別に美術館や教会、名の知れたお屋敷に限らず単に道端だったりもするので、尚更驚く度合いが大きいと言う訳だ。いつもは早足で通り過ぎてしまうような道もたまにゆっくり歩くと色んなものが見えてくる。ボローニャで言えばポルティコの下を歩いていると左のような彫刻を見かけることが多く、大抵の場合がキリスト教に絡んだ彫刻だ。これはキリストとその両親、マリアとヨセフの彫刻だ。一体どれ位昔に施されたのか、誰が作ったのかも分からないが、ここを通る度にふと足を止めて見たくなるお気に入りのひとつである。ボローニャには(他の町にしても)本当に鳩が多い。それが飢餓とは程遠い丸々太っていて正面から飛んで来られようものなら怖くて悲鳴をあげてしまうような迫力ある鳩ばかりなのだ。そういう訳で鳩天国のイタリアではこうした街角の彫刻は金網で覆われていて更にはその近くにもとまる事が出来ないようにと針のようなものを設置するのだ。こんなもの、ない方が良いのになとも思うけど、こうでもしなければ彫刻の中に入り込んで巣をつくり、子孫繁栄に励んでしまうのだから仕方があるまい。今週末も来週も温暖で晴天らしいから、目的も制限時間もない散策でもしたいと思っているところだ。
by yspringmind
| 2007-01-12 13:15
| bologna散策・あれこれ