2006年 12月 03日
好きなこと |
今日、ボローニャ郊外へと向かう途中に何やら賑わっていたので訊ねてみたら、骨董市が開かれているとのことだった。この町では月の第一日曜日が骨董市の開かれる日と決まっているらしく、冷やかしや暇つぶしの人もいるのだろうけど、この寒空の下にして大変な賑わいだった。ボローニャ市内、郊外にはこんな骨董市があちこちで開かれている。有名なのは旧市街のPiazza S. Stefano の骨董市であるが、さていつ開かれるのだったか。ここにはかなり良いものが集まるので有名だが高値がついていることでも有名である。それは別にして骨董市が開かれるには抜群の場所、兎に角骨董品が似合うべき古い趣のある建物がぐるりと周りを囲んでいるので初めは単なる冷やかしのつもりだった人も気づくとかなり真剣に物色してたりするのだ。世の中には人が使ったものを嫌う人がいるが、これに関しては人それぞれ考え方が違うのであれこれ言うまい。考え方が違って当たり前なのだ。私個人としては古いものが好きで、特に何度も修理を繰り返しながら使われてきた古いランプや家具、銀製品や古い写真が好きである。最近は生活の忙しさにかまけてすっかり忘れていたけれど、以前はしばしば骨董市に足を運んでいたよねと急に思い出し、自分の好きなことに時間を割かない余裕のない今の生活をほんの少し反省した。
by yspringmind
| 2006-12-03 18:06
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