2007年 05月 04日
caffe masini 1952 |
気になる店があった。それはボローニャ旧市街の2本の塔の直ぐ近くに在る小さなカフェである。caffe masini 1952。名前からするに恐らくは1952年から存在するカフェだと思われるが、ほんのつい最近まで気が付かなかったくらいだから今迄かなり地味だったに違いない。店の構えがいつの間にか替わったようだ。洒落た雰囲気の店構えに、お客さんが増えて客層もほんの少し広がったのではないかと思う。この店の前を何度も通り、何度も入ろうと試みた。けれども今まで一度も入らなかったのはひとりでふらりと入るにはあまり相応しくない、つまりは友達と連れ立ってカフェするに相応しい感じの店だと感じていたからある。さて、ついにそのチャンスが突然やって来た。例のハンガリーからの友達と街を歩いていたその時、別の女友達にばったり遭遇し、それではどこかでゆっくり話そうかという訳でこの店に半ば無理やり連れ込んだのである。そんな風に入ったこの店、予想通り良かった。狭い店内と通路にせり出したテラス席、適当な価格、過剰すぎずそれでいて必要な時には直ぐそこにいてサーヴィスしてくれる店員達。飲み物一杯で1時間半もお喋りに没頭したのに嫌がるそぶりもせず、追い出す気配もない。勘定を済ませれば、じゃあまたね、とフレンドリーな笑顔で送り出してくれる。私の直感どうり良い店であった、と友達2人にも意見を求めてみたところかなりの高得点を獲得することが出来た。友達とお喋りしたい時はここにしよう、そう女3人は口を揃えてそれぞれの家へと向かった。
by yspringmind
| 2007-05-04 12:54
| 好きなこと・好きなもの