2007年 04月 24日
女友達 |
昨晩は食事を終えた頃を狙って私の家と同様ボローニャ郊外の、しかし全く反対方向の殆どフェッラーラに近い町に暮らす女友達に電話をした。ほんの少し話しをするつもりが驚いたことに1時間40分もの長電話になり、最後は互いに話すのにくたびれて電話を置いた。何をそんなに話すことがあったのか、と後で思い出してみたものの恐らく大した話はしなかったのであろう、気持ちばかりさっぱりしていて記憶には何も残っていなかった。女同士のお喋りというのはそういうものかもしれない。でも決して無駄なことではない。何故なら大抵の場合、話し終えた後は気持ちがすっきりしているからだ。言うなれば一種のストレス解消である。女友達と他愛ない話をして笑ったり興奮したりするのはたまには良いことだと私は思う。そして明日はブダペストから女友達がやって来る。彼女との付き合いはもう15年になり、互いに離れた場所に居るために会えば話が尽きないのが常である。そういう彼女、ボローニャに来るのはもう4回目。郊外行きのバスに乗ることこそ初めてであろうが、ボローニャに関しては何の解説もいらない。既に私のボローニャ大好き病は感染していて放って置いても自分なりに街を歩いて楽しむ方法を知っている。けれども今回は是非一緒に歩きたいところがある。それは昨日の写真の界隈と今日の写真のこの辺り。ここはstrada maggioreに面した教会、chiesa di santa maria dei servi の広場。それほど広くないけれど、そして交通量の多い道に面している為に騒がしいけれど、何故か人が集まってのんびり立ち話に耽ったり子供達が駆け回る、いわば市民の憩いの場である。先日ここを通り掛った午後に、彼女をここに連れてこようと思いついた。楽しいお喋りもこんな季節は家の外のボローニャらしいところでするともっと楽しいだろうと思ったからだ。女友達。私にとってはかけがえのない財産である。
by yspringmind
| 2007-04-24 12:59
| 友達・人間関係