2007年 04月 03日
春を楽しむ |
昨日は予期せず暖かい光溢れる一日となった。予期せず、というのは引越し一週間経つ今も一向に片付く気配もなく、そういう訳でTVが何処にあるか分からない、従って大好きな天気予報を見ることが出来ないのである。それは良いとして、昨日の夕方、仕事を終えて外に出たらいつもと違う温い空気が漂っていたこと、まだまだ昼間のように明るかった二つのことを理由に久しぶりにボローニャ旧市街に行くことにした。旧市街はこの気候を待っていたとばかりに大変な人混みであった。泉から水が湧き出るごとく人間が街に湧き出たと言ったらぴったりくる、そんな感じだ。混雑から抜け出す為にpiazza san domenicoに足を運んだ。やはりここに来る人はまだまだ少ない、街のど真ん中のpiazza maggioreとは大違いである。最近私はこの界隈が好きだ。なんてことのない広場だが皆のんびりと時間を過ごしているので見ているこちらも心が落ち着く。この広場には緑色の屋根の小さな建物のようなものがあってそれが私のお気に入りなのだが、よくよく見れば中に何かある。不思議に思って近くの人に聞いてみると何と棺桶だと言うではないか。つまりこの屋根付き小建物はお墓なのであった。私同様この建物を好む人がいるようでその下で昼寝をする人を良く見かけるが、彼らはあれがお墓だって知っているのだろうか。イタリア人はお墓を好きな人が多いようなので知っている可能性が高い。私はあまり気が進まないが。それにしても春である。もう重い冬のコートとはお別れ。
by yspringmind
| 2007-04-03 13:30
| bologna散策・あれこれ