2006年 12月 15日
自転車 |
イタリアの旧市街は大抵何処の街も車両規制があり、一般車の進入が禁じられている。例えばボローニャの旧市街ではあちこちにカメラが設置されていて、こっそり進入なんてことが出来ないようになっている。なめてかかって進入しようものならしっかり写真を撮られて80ユーロ程の罰金を徴収される。それでも街に車が溢れているのは旧市街の住人や歩行が不自由な障害者、中心街で店を営む人やタクシーなどが特別の許可書を持っているからだ。旧市街を往来する多くの人は公共バスを利用したり、それ程遠くでない時には自転車を利用する。ボローニャの人は本当に自転車が好きだ。街中でも良く見かけるが郊外でも天気の良い週末などはレース用の高価そうなピカピカの自転車でビュンビュン走っている。たまにはすごい高齢者などもいて彼らの元気に脱帽することもある。さて街中を走っている自転車だが大半が年季の入った自転車だ。中には本当にオンボロのもある。初めの頃はそのボロさに驚き何でこんな古い自転車に乗っているのかと理解に苦しんだが、それはその辺に駐車して盗まれてもいいようにとまでも言わなくとも盗まれる可能性を考えてのことだということが分かった。確かに私の周囲の人達でも盗まれた経験のある人は多い。さてその自転車、交通規則は車と同じ、だから車道の真ん中を堂々と走るので車を運転している人にとっては迷惑極まりない。一方通行を逆に走れば車同様、罰金を取られるのだ。便利な様で便利でないがボローニャの人は自転車を愛用する人が沢山いる。私は自転車に乗るのが苦手。でも街をすいすいと走る自転車族を見るのは好きだ。
by yspringmind
| 2006-12-15 12:55
| bologna生活・習慣